
教師の思いと学生の思いはなかなかかみ合わないもので、教師がこの学期休み中に呼び出したいと思っている学生にはなかなか連絡が取れず、この学生は絶対大丈夫という学生がわざわざ学校へ来て、期末テストの結果を確かめていきます。
私のクラスにも、どうしても連絡を取りたい学生が1人います。先週の金曜日から何回も電話をかけているのですが、つかまりません。メールも送りましたが、返事がありません。その代わり、どの科目も満点に近いような学生が、テストの結果を聞きに来ています。
教師が呼び出したい学生は自分の置かれている状況が正確に把握できず、危機意識も乏しいため、自ら動こうとしないのでしょう。自分の実力が正確にわかってもいないし、わかろうともしません。それゆえ、実力を伸ばしていくことができません。
それとは逆に、成績のいい学生ほど自分の弱点を知り、それを克服しようとするので、ますます力が伸びていくのです。
今日も何人かの学生が期末テストの成績を聞きに来ました。みんなすばらしい成績で、その中の1人は答案用紙をじっくりチェックし、間違えた問題をメモして復習していました。こういう姿勢で勉強に臨めば、優秀な成績が残せるはずです。
つまり、伸びる学生は頭の中に占める勉強の割合が大きく、常に自分を高めることを考えています。問題のある学生は学校を離れたら勉強のことを考えず、日本にいれば自然に日本語の力がつくとでも考えているのかもしれません。「日本語の勉強のため」と言いながらテレビばかり見ているのは、こういう学生です。
本当に有意義な留学をしたかったら、真剣に勉強と向き合うべきです。たまには生き抜きも必要ですが、あくまでも「たまには」です。学生の皆さんには、人生の貴重な時間を無駄にしないためにも、勉強を中心にした留学生活を送ってもらいたいものです。
金原 宏
Posted by KCP

