夕方5時過ぎ、中間テストが終わってほっとしていたところに、ちょっとガタガタッときました。K先生は「久しぶりにパソコンのディスプレイを手で押さえた」なんて言ってましたが、警戒態勢をとりたくなるくらいの揺れでした。気象庁の情報によると、新宿は震度2で、震源に近い茨城県でも震度4でした。
私は、まっ先に道をはさんだ向かい側のビルを見ました。あの地震のとき、新しいほうのビルはほとんど揺れていなかったのですが、古いほうのビルはすさまじく揺れていて、もし倒れたら大変なことになる、何とか持ちこたえてくれと祈ったものです。以来、体感できる地震が起きるたびに向かい側のビルを注視する癖がつきました。
あの地震以来、原発の安全性に疑問符が付けれれ、最後まで運転していた1基も連休中に停止し、日本は原発ゼロの状態が続いています。このままの状態で夏を迎えるなら、去年以上の節電が必要だと言われています。私は全国民がぜいたくを慎めば原発なしでも夏は乗り切れると考えています。国民が生活をしていく上で最低限必要な電力は、現状でも何とか確保できるでしょう。しかし、そういう生活を続けていったら、おそらく日本経済は成り立たなくなってしまうだろうとも思っています。国民がある程度のぜいたくをすることを前提に経済が回っているため、それがなくなると景気ががたがたになるかもしれません。
私は経済の専門家ではありませんから感覚的な物言いしかできませんが、高度経済成長やバブル経済を経て、日本の経済は筋肉質から贅肉質へと変わってしまったのではないかと思います。働いている人たち自身は真摯であり必死であっても、その仕事自体が実は日本の贅肉維持のためだということがあるのではないでしょうか。経済のしくみ、生活のあり方の根本に手を付けていかないと、贅肉を落としなおかつ国民全体が幸せになることはできません。でも、これはたやすいことではありません。今の日本にこれを断行していける知恵と力のある人がいるでしょうか。
日本の最大の問題は、地震でも放射能でも節電でもなく、まさにこの点なのです。
Posted by KCP

