JLPTの成績

12月のJLPTの結果が届き、学生たちに配りました。今日の私のクラスでは、SさんはN2に合格、OさんとJさんはN1に不合格でした。Oさんは総合点では合格点を上回っていたのですが、読解が基準点を下回り、残念な結果になりました。Oさんはなんとなく不満げな顔でした。
 合計点がある基準以上なら合格でいいじゃないか、というOさんの考えもわからないでもありませんが、私は各試験科目に穴がない人を合格にするというJLPTの考え方のほうを支持します。いい方向に制度が変わったと思っています。
 語学は、コミュニケーションのツールです。KCPでは読む・書く・聞く・話すの四技能の力がバランスよく伸びるように指導をしています。これはどの日本語学校でも同じでしょう。だから、たとえば聞く力が極端に弱いのに、無条件で上級というのはおかしいと思います。「読み書きの力は上級だけど、聞いたり話したりする力はまだ中級だね」、という評価なら妥当だと思います。JLPTの考え方はこれだと思います。
 だから、いずれは、「読み書きの勉強はもう十分だから、聞いたり話したりする力を伸ばして、全体として上級レベルになりたい」なんていう要望に応えていくようなカリキュラムも必要になってくるでしょう。四技能セットじゃなくて、ばら売りを望むような学生も表れてくるのではないでしょうか。そうなると、授業のあり方も今とはかなり違ったものにしていく必要があります。
 Oさんは、授業をしていても読解の力が弱いと思います。確かに今は上級のクラスに在籍していますが、その壁を越えない限りだれもが認める「上級」とは言えないでしょう。Oさんは大学進学が決まっています。大学に進学しても、真の上級を目指して、日本語の勉強に力を入れていってもらいたいところです。

Posted by KCP

2012/02/09 19:48 2012/02/09 19:48
Response
No Trackback , No Comment
RSS :
http://kcp.ismine.net/blog/global/rss/response/427

Trackback URL : http://kcp.ismine.net/blog/global/trackback/427

Leave a comment
[サインイン][OpenIDとは?]

Lさんのおすし

教室に入ると、Lさんがクラスの学生に何か配っていました。授業が終わると、「先生、これいかがですか」と言いながら、かばんからおすしを出してきました。Lさんはコンビニでアルバイトをしています。今日は夜勤明けで、朝に賞味期限が切れた商品を持って来たのです。本来なら廃棄処分にしなければならない品物ですが、もったいないと思ったのでしょう。
 コンビニの商品棚に少しだけ多めに品物があるからこそ、コンビニへ行けばいつでもほしいものが手に入るという利便性を享受しています。私たちの生活は、コンビニの廃棄処分の品物の上に成り立っています。コンビニも工夫はしているでしょうが、廃棄の品物をゼロにすることはできないでしょうし、ゼロにしたら私たちの利便性が失われてしまいます。
 経営学やマーケティングの世界で、この廃棄処分の品物をどのようにとらえているかはわかりませんが、現代社会の必要悪のようなものかもしれません。ハンバーガーショップでも、来店客に注文後すぐ渡せるよう予め調理しておいたハンバーガーなどは、ある決まった時間が経つと捨てられるそうです。こうして捨てられる食品の量は、日本全体で見ると、決してバカにはできない量になることでしょう。
 これを無駄だとしてすべて省いてしまうと、生活の利便性が失われるのと同時に、変化に対応できる弾力性もなくなってしまうでしょう。何年か前に、とあるローカル線で東京でも滅多にお目にかかれないような満員電車に乗るはめに陥りました。急にまとまった数のお客が来たのに、予備の車両が全くなく、ぎゅう詰めにせざるを得なかったのです。廃棄処分がゼロということは、こういう危うさも内蔵しているのです。
 どんなに精鋭を集めても、集団の中に必ず働かなくなる人が出てくると言います。それは、コンビニにあるちょっと余計目の品物に当たるのだろうなと、Lさんからもらったおすしを食べながら考えました。

Posted by KCP

2012/02/08 19:47 2012/02/08 19:47
Response
No Trackback , No Comment
RSS :
http://kcp.ismine.net/blog/global/rss/response/426

Trackback URL : http://kcp.ismine.net/blog/global/trackback/426

Leave a comment
[サインイン][OpenIDとは?]

予報がはずれた

朝の天気予報では、東京は17度まで気温が上がると言っていましたが、日中は10度まで届かず、冷たい雨の1日となりました。しかし、横浜や千葉は、朝、17度前後まで上がりました。その横浜も千葉も、日中は7度台から9度台でした。
 これはすべて寒冷前線のなせる業で、朝は寒冷前線が横浜・千葉と東京の間にあり、日中は南下して横浜・千葉も冷たい気団に覆われたというわけです。千葉が17度ちょっとあったころ、そのわずかに北にある船橋では8度台でした。千葉から船橋まで快速で3駅、わずかに15分です。
 南北方向の前線の動きを予報するのは、かなり難しいです。天気が東から西へ移り変わっていく場合、遅かれ早かれ天気の変化は起こります。しかし、南北方向の場合、気団の北上あるいは南下が途中で止まってしまうことがあり、その場合、その先の天気の変化は起こりません。そして、気団が南北方向にどこまで動くかは、非常に微妙な力関係によって支配されています。これを正確に言い当てることは、最新の気象予報技術をもってしても、たやすいことではありません。
 ですから、気象庁の肩を持った言い方をすれば、今日の予報ははずれてもしょうがない場合でした。今日は寒い思いをしたからといっても、気象庁を責めるのはちょっと酷です。移動性高気圧の予報と同列に扱ってはいけません。
 薄ら寒い思いをしていたお昼過ぎ、先月A大学を受験したZさんが、合格の報告に来てくれました。Zさんの合格は、本当に努力の賜物です。私もずいぶん厳しいことを言いましたが、努力は必ず報われるというすばらしい例です。こう言ってはZさんに失礼ですが、入学時に提出された資料を見る限り、Zさんは決してすばらしい学力を持ち合わせていたわけではありません。しかし、Zさんには努力を惜しまないという貴重な才能がありました。その才能を遺憾なく発揮し、自分自身を磨き続け、ついに光り輝く存在となったのです。入学以来、ずっと「国立」といい続けて、それを実現させたのですから、有言実行の最たるものです。
 さて、明日の予報は晴れときどき曇り。寒冷前線は南の海上にあって、関東地方まで北上しそうもありませんから、たぶん予報どおりになるでしょう。

Posted by KCP

2012/02/07 21:41 2012/02/07 21:41
Response
No Trackback , No Comment
RSS :
http://kcp.ismine.net/blog/global/rss/response/425

Trackback URL : http://kcp.ismine.net/blog/global/trackback/425

Leave a comment
[サインイン][OpenIDとは?]

「みんなの日本語」が変わります

この7月に「みんなの日本語」が改訂されるそうで、改訂版で追加または削除される語彙が発表されました。広辞苑などの辞書に掲載される語彙が世の中の流れを反映していると言いますが、外国人が学び日本語教科書の語彙のほうが、使われるようになった言葉と使われなくなった言葉をより如実に表しているように思います。
 今回削除された語彙の中には、テレホンカード、フィルムのように携帯電話やデジタルカメラなど新しい技術を使った製品に取って代わられたものがあります。コダックもつい先日倒産してしまいました。ファクスも、今はeメールの添付文書に置き換わったと言っていいでしょう。ワープロはパソコンの一機能としてのみ生き残り、外国人登録証は間もなく廃止されます。
 エンジニアも削除されたというのは、元エンジニアとして寂しいというか納得できないというか、何か割り切れないものがあります。まあ、もっとも今までも「エンジニアじゃありません」という登場のしかたですから、削られたところで大勢に影響がないのかもしれません。
 削られる単語からすると、現金の引き出し方を教えてもらう場面の会話が丸ごとなくなるようです。振り込め詐欺の頻発に関係があるのでしょうか。また、サラリーマンが消えたというのは、非正規雇用が増えているからなのでしょうか。
 追加される単語には、ケータイ、電子辞書、インターネット、メールといった、どうして今までなかったのと問いたいくらいのものもあります。また、アニメ、ロボットといった日本の得意分野が追加されています。「おひとり」が加えられているのは、個人で行動するようになった日本人を象徴しているようにも思えます。
 「みんなの日本語」の初版は1998年の発行です。私が日本語教師を始めた年ですから、かなり昔です。前世紀の遺物といってもいいでしょう。それから14年にして初めての改訂ですから、遅きに失した感も否めません。しかし、この教科書が広く支持を集めていることは確かですし、私自身この改訂でさらに使い勝手がよくなることを切に願っています。
 同時に、訳本も各国版が出ていることから、この教科書で日本を知る外国人も少なからずいることでしょう。日本のファンを増やせる教科書になっていることを期待してやみません。

Posted by KCP

2012/02/06 16:00 2012/02/06 16:00
Response
No Trackback , No Comment
RSS :
http://kcp.ismine.net/blog/global/rss/response/424

Trackback URL : http://kcp.ismine.net/blog/global/trackback/424

Leave a comment
[サインイン][OpenIDとは?]

日枝神社へ

今日は節分。KCPは、毎年、赤坂の日枝神社の豆まきを見に行きます。今日も行ってきました。幸いにも風が弱く、日なたではほのかな暖かさを感じました。地下鉄の赤坂見附駅を出ると、まぶしいほどの日の光が射していました。2月は「光の春」と言われますが、まさにその通りだと思いました。
 外堀通りを渡り、日枝神社の入口まで行くと、早咲きの桜が、ほんの数輪ですが、小さな花を咲かせていました。神社のある丘を登る稲荷参道には、朱塗りの小さな鳥居がすき間もないほど立ち並んでいます。学生たちは桜や鳥居にカメラを向けていました。
 神社の境内には舞台がしつらえられており、社殿の中では豆まきをする人たちへの神事が行われている最中でした。待つこと15分ほど、紋付袴姿の大相撲の力士が舞台に出てきて、鬼の面をかぶった神社の人に豆をぶつけ、豆まきが始まりました。舞台の上から観衆に向かって豆の入った袋をまきます。神社でお払いを受けた神聖な豆ですから、霊験あらたかなはずです。そのままいただいてもいいし、家での豆まきに使ってもいいし、みんな争うように取ります。その中には景品がもらえる当たりくじが入っているものもありますから、なおのこと真剣になります。
 毎年、学生たちも豆を取ろうと舞台に近づいていきます。でも、今年の学生はいつもよりおとなしいような気がしました。舞台から離れた境内の隅にある縁台に腰掛けている学生や、豆の奪い合いを見ているだけ、カメラに収めているだけの学生が多かったように思いました。「いい若いもんがジジイやババアみたいに腰掛けてんじゃねえよ」とけしかけても、にたにた笑っているだけ。覇気をなくしているんだとしたら、ちょっといけませんね。
 豆まきは20分くらいで終わりました。何名かの学生は、景品をもらっていました。景品はもらえなくても、豆の袋をいくつもゲットしてコートのポケットを膨らませている学生もいました。これまた毎年のことですが、私はそういう学生から豆をもらいました。
 日枝神社へ行く時に、赤坂見附駅の新しい出口を見つけました。帰りはそこから駅に入りました。すると、今までの出口よりもずっと近く、しかも外堀通りを横断する必要もなく、非常に便利で安全なことがわかりました。赤坂見附は毎日通勤で乗り換えているのですが、改札の外に出ることはなく、この出口ができたことに気がつきませんでした。目を外に向けてなきゃ、世の中からおいてかれちゃいますね。
 今日の仕事は、これでおしまい。さて、うちへ帰って、恵方巻きでも食べますかね。

Posted by KCP

2012/02/03 20:20 2012/02/03 20:20
Response
No Trackback , No Comment
RSS :
http://kcp.ismine.net/blog/global/rss/response/423

Trackback URL : http://kcp.ismine.net/blog/global/trackback/423

Leave a comment
[サインイン][OpenIDとは?]

Nさんの一歩

上級の各クラスでは、クラスごとの卒業制作に取り組んでいます。私が入っているクラスでは、各人がそれぞれ決められたクラスメートについて語り、それを撮影・編集してひとまとまりのストーリーにしようと考えています。誰が誰について語るかはくじ引きで決めました。撮影は、そういうのが慣れている先生がしてくださいます。問題は編集です。みんなが好き勝手に語りだすと、全体で決められた時間内に収められなくなります。個々の語り手の話の要点、面白いところや泣かせるところを選び出し、それをつなぎ合わせて全体で1つのストーリーにするのです。半端な仕事じゃありません。
 この仕事に手を挙げてくれたのが、Nさんです。Nさんは映像の勉強がしたくて日本へきました。そういう関係の大学を何校か受験しましたが、残念ながら、結果が出せませんでした。専門学校に行こうかどうしようか悩んでいる最中です。私はNさんが編集の仕事の最適任者だと思っていましたが、あえて黙っていました。誰が編集をするかでもめて、多数決で決めようかという雰囲気になりかけたとき、「編集は私がやります」と、Nさんが引き受けてくれたのです。
 私が「Nさん、編集をしてくれませんか」と声をかけてもよかったのですが、やっぱり仕事は自分でとってこなきゃいけません。Nさんに足りないのは、自分から前に出る気持ちだと思っていました。これが大学受験に失敗し続けている原因の一つだと持っています。いい物を持っていても、それを他人に示さない限り、だれも認めてはくれません。今回、自分から立候補し、みんなに拍手で迎えられたことで、一皮むけたNさんに成長してくれることを期待しています。大学にはもう間に合わないかもしれませんが、次につながる経験になればいいと思っています。

Posted by KCP

2012/02/02 18:29 2012/02/02 18:29
Response
No Trackback , No Comment
RSS :
http://kcp.ismine.net/blog/global/rss/response/422

Trackback URL : http://kcp.ismine.net/blog/global/trackback/422

Leave a comment
[サインイン][OpenIDとは?]

口頭試問

今日も面接練習が3人。いずれも理科系の大学を目指すため、私が担当しました。そのうちの2人は受ける大学は、面接の時に口頭試問があるので、その練習もしました。先月、A大学の口頭試問を受けた学生からの情報を踏まえて、今日は数学でよく使う用語について質問をしてみました。
 「順列」と「組み合わせ」の違いを説明してください――ときくと、Lさんは半ばパニック状態に。いつもはしっかりした日本語を話すLさんが、しどろもどろの状態でした。同じ質問をCさんにすると、やはり意味不明の答えに。A大学では微分の定義を言えという質問が出たそうです。それに比べれば、今日の私の質問のほうが易しいと思いますが、それでも2人ともうまく答えられませんでした。
 もちろん、順列・組み合わせがわからないわけではありません。数学の問題を解く時には、ごく普通に使っています。でも、改めてその2つの違いを述べよと言われると、どこから手をつけたらいいのかわからなくなってしまうのでしょう。要するに、頭で理解していることを日本語で説明するとなると、言葉が出てこないのです。日本語力では校内最優秀の部類に入るLさんとCさんをもってしてもこのありまさまなのですから、他の学生が自分の頭の中を日本語で表現しようと思ってもそう簡単にはいかないことは想像に難くありません。
 大学での議論は、抽象概念の応酬です。順列・組合せを説明するなどとう生易しいレベルのものではありません。自分の考えを言語によって明確化する、それに形を与えるという仕事の連続です。これにたえうる頭脳と語学力を兼ね備えていてはじめて、大学で学ぶ資格があるといえます。LさんもCさんも入試まで1週間ほどです。最後の踏ん張りで栄冠をつかみとってもらいたいです。

Posted by KCP

2012/02/01 10:44 2012/02/01 10:44
Response
No Trackback , No Comment
RSS :
http://kcp.ismine.net/blog/global/rss/response/421

Trackback URL : http://kcp.ismine.net/blog/global/trackback/421

Leave a comment
[サインイン][OpenIDとは?]

1月の終わりに


 毎学期おなじみの、バザーがありました。今回のバザーが今までのと違う点は、KCPのボランティアクラブの学生たちがお手伝いしている点です。バザーを主催しているグループには、お年を召している方が多く、品物を運んだり展示したり後片付けしたりというのが大変です。そこで、若さとパワーが有り余っているボランティアクラブの登場となったのです。
 残念ながら、仕事の都合でボランティアクラブの面々が働いているところを直接見ることはできませんでしたが、バザーの雰囲気ががらっと変わったとのことです。このバザーの売り上げは恵まれない子どもたちの施設に寄付されるので、学生たちの働きが売り上げ向上につながれば、寄付の金額も大きくなるのです。今回はどのくらいになったかはわかりませんが、期待できるのではないでしょうか。
 今日、面接練習をしたOさんも、国でボランティアをした経験を語り、進学したらボランティアをするサークルに入りたいと言っていました。ボランティアとは、損得勘定抜きに誰かのために働く精神を言います。1度ボランティアをしたことがある人は、自然に誰かに手を差し伸べられるようになると聞いたことがあります。そこにはもはや誰かのためにという考えはなく、困っている人を助けるという義心があるだけです。人間が持っている最も美しい心の一つです。
 KCPの学生も、1人でも多くがボランティアクラブの活動を通してこの義心に目覚めてもらいたいものです。今年の1月はかなり寒かったですが、最後の日は心温まる話に出会えました。


Posted by KCP

2012/01/31 10:27 2012/01/31 10:27
Response
No Trackback , No Comment
RSS :
http://kcp.ismine.net/blog/global/rss/response/420

Trackback URL : http://kcp.ismine.net/blog/global/trackback/420

Leave a comment
[サインイン][OpenIDとは?]

ガツンと


 受験講座は、すでに2013年入学希望者向けのが始まっています。アンケートなどを見ても、まだまだ考えが甘っちょろいと言うか現実を知らないと言うか、要するに何もわかっていないので、今日は受講生全員を集めて、脅しをかけました。
 まず、国立C大学経済学科の入試データ。日本語で全国最高点を取っても落ちていること、文系であっても数学で高得点をあげねば合格できないこと、不合格者の平均点ですら一朝一夕には手が届かない点数だということを訴えました。かなりの高得点を挙げても、併願校をきちんと選ばないと、浪人と言う道が待ち構えていることも強調しました。
 すでにこの時点で声も上がりませんでしたが、それに追い討ちをかけるように、ある大学の日本語の入試問題をやらせました。EJUの日本語はすべて選択式ですが、大学の2次試験の日本語は、記述式の問題も出されます。この大学の問題には、選択式も記述式も、漢字の読み書きもあります。本番は大問が3つか4つですが、今日はその中から1つだけ。
 問題を配り、学生が解いているところを見ると、やはり記述式は大苦戦のようでした。設問の意味をきちんとつかんでおらず、方向違いの答えを書いている学生もけっこういました。漢字の読み書きもかなりあやふやで、ほとんどの学生ができなかった問題が2つほど。
 時間が来たところで、「この問題、どのくらいのレベルだと思う?」ときくと、上級の学生が最上級レベルといいます。ところが、今日の問題は、学生たちが全く知らない、滑り止めにも考えないような大学の問題でした。大学の名前を言い、そのレベルを教えると、C大学のデータの時以上に静まり返ってしまいました。
 今日の話でがっくりきて挫折するような学生は、そもそも受験する資格などありません。そんな精神力じゃ、これから1年、やっていけませんよ。「なにくそ」と反発するくらいの気概が必須ですね。そして、今日の屈辱(?)をバネに、必死に勉強し、高いところに到達してもらいたいと思っています。


Posted by KCP

2012/01/30 10:26 2012/01/30 10:26
Response
No Trackback , No Comment
RSS :
http://kcp.ismine.net/blog/global/rss/response/419

Trackback URL : http://kcp.ismine.net/blog/global/trackback/419

Leave a comment
[サインイン][OpenIDとは?]

発表会


 上級クラスは、おととい、グループに分かれて都心にあるアンテナショップへ行き、それぞれ決められた県について調べてきました。昨日はその結果をまとめ、今日は各県の観光案内ということで、グループごとにプレゼンテーションをしました。
 話しかけるようなドラマ仕立てのプレゼンテーションをしたグループ、レジメを配って発表したグループなど、それぞれが工夫を凝らしていました。聞いている学生を引き付けたという点ではドラマ仕立てのグループが一番でした。その県全体をとらえて、内容的には高いレベルの発表していたグループは、原稿の棒読みがたたり、発表自体の面白みという点では今ひとつでした。
 プレゼンテーションは聞いてもらってなんぼというところがあります。内容がよくても聞かせる工夫が足りないと、その内容が伝わりません。いい品物なんだけど宣伝が下手だから売れないっていう感じでしょうか。原稿棒読みグループは真面目な人たちで、ひたすら内容を高めることに走ってしまったのでしょう。
 その点、ドラマ仕立てグループは、プレゼンテーションの何たるかを理解していたと言えます。発表を見ているだけで楽しかったですし、内容もよくわかりました。でも、観光案内という点から見ると、その県の重要な観光スポットを落としていましたから、満点というわけにはいきません。
 さて、どちらの発表を高く評価すべきでしょうか。語学の教師としては聴衆を引き付けたグループを高く評価すべきでしょうが、今日はあえて内容で選びました。上級ですから内容を考えなきゃね。発表のテクニックはこれから磨いてくれよという激励の意味も込めて。このグループの学生たちは、間違いなく自分たちのプレゼンテーションのしかたは決して高いレベルではないということに気づいているでしょう。そして、次こそ聞かせるプレゼンテーションをしてくれることを期待しています。
 このクラスは上級ですが、3月で卒業する学生ばかりではなく、来学期以降もKCPで勉強を続ける学生もたくさんいます。何か月か後に、学生たちの成長の跡を見てみたいものです。


Posted by KCP

2012/01/27 10:16 2012/01/27 10:16
Response
No Trackback , No Comment
RSS :
http://kcp.ismine.net/blog/global/rss/response/418

Trackback URL : http://kcp.ismine.net/blog/global/trackback/418

Leave a comment
[サインイン][OpenIDとは?]
« Previous : 1 : 2 : 3 : 4 : 5 : ... 43 : Next »